ウォーターフォール開発の工程は、要件定義・外部設計・内部設計・開発・テスト・運用の6つです。まず1つ目の要件定義は、クライアントとの話し合いの中で決めていきます。どのような機能を開発したいのか、クライアントと共有できるかどうかがポイントです。
2つ目の外部設計は、画面操作のイメージや基本的な流れを設定します。ワイヤーフレームやモックアップを活用して進める場合が多いです。そして内部設計では、システム開発における詳細な設定を進めていきます。具体的な処理の手順も、この工程でどうするか決めるのが一般的です。4つ目の開発はこれまでの内部・外部設計に基づき、コーディングする工程になります。
システム開発においては、脆弱性が発見されたり想定外のトラブルが起きたりする可能性も否定できません。そこで5つ目の工程として行われるのが、テストです。作成したコードやシステムがきちんと機能するかどうか、実際に動かします。テストはシステムテストと単体テスト、結合テストの3種類をすべて行うのが特徴です。
最後の工程である運用では、実際にシステムを運用していきます。システムを運用する中で、何らかの問題が起きる可能性があるでしょう。この場合、復旧作業はもちろんのこと、そのほかにトラブルの再発防止に向けて原因を特定し、原因が特定できれば必要な対策を講じます。また、クライアントが追加機能を求めてくる場合もあるため、その対策なども行わなければなりません。